ミツバチ 女王蜂。 みつばちの不思議なくらし ミツバチの引っ越し

ミツバチ

ミツバチ 女王蜂

以前、コラムでについて書いたときに、分蜂の話の流れのままに女王蜂の誕生について書いていたということに気づきまして…。 今回と内容が重なるところもありますが、こっちの方がより詳しく。 春~初夏にかけての繁殖期。 通常、みつばちの世界では、子孫を残すため、巣の中では働き蜂たちが新しい女王蜂を迎えるための準備が始まります。 (これは巣箱の中でなくても、自然巣でも同じです。 ) 準備とは、巣の中で新しい女王蜂の子育てをするための場所を作るのです。 それが巣の下部にできる赤い丸の穴が開いているように見えるところであり、王椀(おうわん)と呼ばれます。 (写真では巣箱を横に倒して写真を撮っているんためわかりにくいのですが、子育てや蜜を蓄える巣房(ハニカム構造の小部屋)は地面に対してほぼ水平にできていくのに対して、この女王蜂の特別な場所は下向き(地面に対してほぼ垂直)なのです。 なぜでしょうね・・・?やっぱり特別な感じなのかも。 ) ここに女王蜂が卵を産み、働き蜂たちが女王に育てていきます。 王椀に卵を産み付けられてから、働き蜂によって、増築され、蓋がされ、下の写真のようになります。 他とは違う突き出た巨大な個室が新女王蜂を育てる場所であり、王台(おうだい)と呼ばれます。 いかにも、特別な場所って感じがしますね。 (あと、王台と王椀の明確な言葉の違いはよくわかりませんでした…。 全体的に王台って言われることが多いような。 ) こちらは働き蜂たちの卵や幼虫が育つ巣房。 巣房に蓋がされているだけです。 卵から羽化して女王蜂に この蓋がされた部屋の中で、卵から幼虫、蛹を経て、羽化して女王蜂へと成長していくのですが、実は、この卵、産み付けられた段階では、働き蜂と同じ卵(有精卵)だそうです。 働き蜂も女王蜂も同じメスですからね。 (オスは無精卵なのです。 オスについてはまたの機会に。 ) そこから、女王蜂になるために必要なものが ローヤルゼリーです。 (ローヤルゼリーについては、健康食品などよく目にすると思いますが、その通りですごい栄養価の高いものです。 今回はローヤルゼリーの説明はざっくりとこれで終わり。 ) 働き蜂たちが新しい女王のために、自分の体からローヤルゼリーを作り出し、女王蜂の幼虫にローヤルゼリーだけを与え続けるのです。 卵から15日。 王台の蓋を破り、女王蜂が誕生します。 そして、誕生した女王蜂このローヤルゼリーだけを食べ続けることで寿命も長くなるのです。 ちなみに、働き蜂たちも幼虫の間、生まれてから3日間はローヤルゼリーと似た ワーカーゼリーというものを与えられ、4日目以降は花粉や蜜を与えられ働き蜂に育って行きます。 このワーカーゼリーは働き蜂の幼虫のためのご飯で、ローヤルゼリーとは成分や濃度が少し違っており、ローヤルゼリーに比べて栄養価の低いと言われています。 ローヤルゼリーとワーカーゼリー。 この食事の違いで、女王になるか、働き蜂になるかっていうのが決まります。 (個人的に、ローヤルゼリーとワーカーゼリーっていうネーミングで大きな格差を感じます。 ) 人工王台やローヤルゼリーの生産 働き蜂たちが、女王蜂の卵は特別な場所で育てるということ、女王蜂も働き蜂も同じ有精卵であるということ、女王蜂の幼虫のために働き蜂がローヤルゼリーを与えるという習性を活かして、養蜂の世界(セイヨウミツバチの養蜂)では、人工的に女王蜂を増やしたり、ローヤルゼリーを生産したりというを行っています。 私はあまり詳しくないのですが、いろいろ調べて結果、女王蜂を増やす方法はざっくりとこんなかんじらしいです。 (間違ってたらすいません) 1)木の板にプラスチックの人工王台をつける。 (移虫枠と言うそうです) 2)人工王台の中に、少しのローヤルゼリーと生まれたての幼虫を入れる。 3)女王蜂がいない状態にした巣箱(無王群)の中に移虫枠を入れる。 4)無王群の中の働き蜂たちが、この人工王台の幼虫を新しい女王蜂だと思って、ローヤルゼリーを与え、せっせと育てくれる。 10日くらい経過すると、人工王台のなかで女王蜂の幼虫が蛹にまで育つ。 6)移虫枠から蛹まで育った王台を取り外し、準備しておいた別の巣箱(無王群)に取り付ける。 (分け出しと言うそうです) 7)巣の中で新しい女王が誕生し、交尾へ。 参考にしていた農林水産省のHPにある養蜂マニュアルのChapter1は「女王蜂の作成法」というタイトルでちょっとびっくりでした。 私たちのやっている日本みつばちの養蜂は、ほぼ自然任せなのところがあるので、本格的な養蜂のことを知らなかった…。 私自身、実は養蜂業界のことや常識をほとんどしりません。 養蜂業として、セイヨウミツバチをたくさん飼っている場合、常に自然任せっていうのは難しいのかもしれません。 今回は、 生まれる前から女王になるべく特別な場所が準備され、特別な食事が用意される女王蜂の誕生について書いてみました。 ただ、実は、女王蜂も働き蜂と卵は同じであり、ローヤルゼリーとワーカーゼリーの差によって、女王になるか、働き蜂になるのかということで。 そして、働き蜂たちの習性を活かした女王蜂の生み出し方。 びっくりしたと同時に、人間とはすごいことを考えつくものなんだなということを感じました。 さてさて、次回からも女王蜂の行動などについて書いていきます。 ゆきお.

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熊谷養蜂

ミツバチ 女王蜂

実は、卵の段階では、働き蜂も女王蜂も同じメスであり、全く違いがありません。 ところが、孵化してから3日目まで、ローヤルゼリーより栄養価の低いワーカーゼリーを食べ、4日目以降、蜂蜜と花粉を食べるメス蜂は働き蜂となります。 一方、女王蜂となるメス蜂は孵化してから生涯に亘りローヤルゼリーを食べ続けるのです。 このように、遺伝子的に全く同じ受精卵を働き蜂と女王蜂に分化させるのはまさにローヤルゼリーの神秘的な力といえるでしょう。 アミノ酸には、ヒトの体内では合成できないために、必ず食品から摂らなければならない必須アミノ酸が含まれています。 アミノ酸スコア(タンパク質の品質を示すスコアで、必須アミノ酸の含有バランスを示すもの)は、良質なタンパク質を含む鶏卵では100です。 ローヤルゼリーもアミノ酸スコアが極めて高く、とても良質なタンパク質を含有しています。 ローヤルゼリーの成分や効能が次第に明らかになる一方、ごく稀にではありますが、喘息および食物アレルギーをもつ持つ人において、ローヤルゼリーよって、喘息や、重いアレルギー症状が引き起こされた例も報告されています。 先に述べたように、ローヤルゼリーには、卵や乳製品などと同じようにタンパク質が高い割合で含まれており、このタンパク質の一部がアレルギー症状の原因となっていることがわかってきました。 これらを受け、現在では、ローヤルゼリーを含む健康食品には、喘息や食物アレルギーを持たれる方への飲用を控える表示が徹底されるようになってきています。 そして、もう一方で、これらの体質の方にとってもアレルギーを引き起こしにくい安全な健康食品を目指し、酵素分解ローヤルゼリーが開発されました。 , Clin. Exp. , J. Nutr. Sci. Vitaminol.

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農業・養蜂支援 ミツバチの生態|アピ株式会社

ミツバチ 女王蜂

これが女王バチです。 女王バチは他のミツバチよりも約2倍もの大きさがあり、ミツバチの中で唯一、卵を産む能力の持ち主です。 彼女は巣の中を歩きまわり卵を産みつける場所を探します。 卵を産みつける場所を"巣房 すぼう "といいますが、この巣房には「働きバチを育てる部屋」、「雄バチを育てる部屋」、そして「女王バチを育てる部屋」の3種類あり、正確に卵を産み分けることができます。 働きバチは全てメスですが、女王バチのように卵を産むことができません。 産まれたばかりの働きバチは20日間くらいは巣の中で仕事をします。 3日間は巣房の掃除、4日目あたりから15日くらいまでは幼虫にエサをやったり、子どもを育てる仕事をします。 そのあと、15日目ごろからは巣づくりや飛行練習、巣門 巣箱の入り口 で門番をしたりします。 20日以降になると、巣から外へ出て、花々から蜜や花粉を採ってきます。 花のさかりにはほとんど休みなしで働き続けるので、寿命も短く平均1〜3ヶ月で死んでしまいます。 越冬期はあまり動かないので寿命は約半年あるといわれています。 雄バチはミツバチの繁殖のためだけに生まれてくるのです。 毎日、朝から夕方まで女王バチとの"結婚飛行"に出かけて行き、ここで結婚に成功した雄バチはすぐに死んでしまいます。 しかし、結婚に失敗した雄バチは成功するまでずっと、巣の中で暮らします。 いわゆる居候です。 秋になり花々の蜜や花粉が集まらなくなると、何もしない雄バチは巣から追い出され飢え死にしてしまいます。 ミツバチたちの巣は正確な六角形から成り立っていますが、よく見ると大小の部屋があります。 小さい方が働きバチの部屋、大きい方が雄バチの部屋です。 巣をつくるには、ハチミツをお腹いっぱい食べたたくさんのミツバチたちが天井からぶら下がり、24時間じっとしています。 すると、働きバチのお腹から白いうろこ状の蜜ロウが出てきます。 これを"ろう片"といいます。 このろう片を働きバチは口で噛み砕き、唾液に混ぜて巣をつくっていきます。 巣部屋は水平に重なり、部屋の入り口は上を向いているため 約3度 蜜を入れてもこぼれない仕組みになっています。 女王バチの部屋は大きく巣から下へ垂れ下がっています。 この女王バチの部屋のことを"王台"といいます。 この王台はいつもつくられるわけではありません。 今の女王バチの寿命がなくなる時か、1つの巣箱の中のミツバチが増えおさまりきらなくなった時に限られます。 ほとんどの場合が後者の方で、毎年5月ごろになると"分蜂 巣別れ "がよく見られるのですが、その前には必ず新しい王台がつくられます。 この新しくつくられた王台から、新しい女王バチが産まれてきますが、その2,3日前に古い女王バチは巣の中の約半分の働きバチをつれて外へ飛び出すのです。 これを"分蜂 巣別れ "といいます。 そして他の王台を見つけるとその王台を噛みやぶって、中にいる女王バチのサナギを殺してしまいます。 また同じ巣の中に、同時に女王バチが産まれた時は、女王バチどうしが戦い始め、相手を殺そうとします。 夏の暑いとき、気温が上がるとミツバチは巣の中に水を運びこんだり、羽を震わせて外の涼しい空気を入れたりします。 逆に冬の寒いときには、ミツバチたちはボール状に体をよせてひとかたまり これを"蜂球"という になり、熱が外に逃げないようにします。 また、ハチミツをお腹いっぱい食べて体を揺らし、自ら熱を出します。 ですから、どんなに寒くてもミツバチはめったに凍え死ぬことはないのです。

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